どうも、ぷう太郎です。
ちょっと前まで看護師をしてました。
今日は自分の短くも波瀾万丈だった看護師生活を振り返ってみようと思います。
ぴかぴかの1年目
まず、新卒の自分が就職したのは病床数400~500床程の結構大きな急性期病院でした。配属されたのは内科がメインの病棟。そこで何だかんだ3~4年程働きました。
…色々な事情があって、辞められなかったんですが
1年目の時はとにかく毎日「早く辞めたい」って思ってました。
仕事で辛かったこと
急性期の病院なので、検査や手術、緊急入院も日常茶飯事。
時には急変やお看取りもありました。
“業務の忙しさ”、“命に関わる仕事という責任の重さ”
元々おっちょこちょいな気質の自分には、
過剰な業務量を捌きつつ、些細なミスも許されないという環境がただただ苦痛でした。
「なんで看護師なんて目指したんだろう」と、何度自問自答したか分かりません。
ただ、こういった苦労は看護師という仕事の性質上致し方ない部分もあると思います。
自分が何よりも辛かったのは、
先輩看護師たちからの指導です。
1年目の時、先輩看護師からされたこと
就職すれば、教科書で学んだこと以外にも沢山のことが求められます。
先輩方からは色々とご指導を頂きましたが、
自分にとっては苦痛でしかありませんでした。
毎日「辞めたい」って思ってた
これまで問題を起こすようなこともなく、真面目に真面目に学生時代を送ってきた自分にはストレス耐性が全くありませんでした。
指導された内容を振り返るよりも、″先輩から指導された”という事実にショックを受ける始末で、どんどん自信を失っていき、ついには身体も心も限界に達してしまいました。
休職、復職を経験した自分だから言えること
ここまで酷い状態になると、安全に業務を行うことは困難です。
精神科の病院の受診、投薬を受けた上で師長とも相談し、結局自分は数カ月休職することを選びました。
仕事柄、同じような思いをして苦しんでいる方は沢山居るようです。
特に、最初の1年目というのは1番デリケートな時期。
多くの方がつまづき、悩んでいることと思います。
職場の向き不向きはあります。
たとえもし、今居る環境で上手く働けていなかったとしても、
人それぞれ自分にあった場所が別にあるというだけなんです。
社会に出たばかりの時は、休職や退職、転職するというのは凄く大ごとに感じていて
実際自分が休職した時も、“正しいコースから外れてしまった”と自分を責めたりしました。
でも、今では「あの時休職していて良かったな」って思っています。
これから看護師として生きていく長~い人生を考えれば、
ほんの少しつまづいたって、休職したって、退職したって
別に大したことないんです。
とりあえず休職して、それから考えたっていいんです。
休職後、同じ職場で働き続けるのはそれなりに大変
自分は休職後、そのまま合わない環境で復職して、働き続けました。
今だから言えることですが、さっさと職場を変えてしまった方が正直楽だったと思います。転職、退職ができる状況なら是非。
休職を挟んでしまうと、どうしても同期の子たちとは差が出来てしまいます。
気にならない方なら良いですが、自分は同期との差を感じるたびに、大変辛く、“自分が情けない”という思いを抱きました。
人間関係以外にも、業務内容/業務量を調整して貰ったり、
定期的に師長や産業医と面談を行ったり、自分に合わない環境で復職して働き続けるにはそれなりに対策が必要で、面倒臭いことが多々あります。
おわりに
自分はできる看護師じゃなかったです。
つまづきまくって何とかかんとか働いていました。
夜勤もできないし、リーダー業務もできませんでした。
それでも、退職するころには
患者さんから「毎回貴方が良い」と指名されるようになったり
先輩看護師から「貴方が居ると助かる」と言って貰えるようになったり。
最終的には、毎日楽しく
やりがいを持って働けていました。
今現在、家庭の事情もあって退職し、看護師としての仕事はしていない状況ですが
これまでの自分の経験を活かして、同じような思いをして苦しんでいる方々に向けて
役立つような情報を、このブログから発信していけたらいいなと思っています。